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さそうあきら「神童」書評

初めて読んだときの印象がよくなかった(特に終盤の場面展開が理解できなかった)ため、ブックオフに売る本候補にしていた本。

だったんだけど・・・
連休中に本を整理するために読み返してみたら、最初の時の印象と全然違った。この本、売るなんてことできないよ! ぜひとっておくべき本。

絵はお世辞にもうまいとは言えないのに、表現力と心象描写が秀逸。
絵から音楽が聞こえてくる。「のだめ」が自分の周りを取り囲むように音楽が流れているように感じるのに比べて、さそうあきらのは、コマから直接「ガツン」と音が届く感じ。
終盤のストーリーも最初から考えていたのかと思わせてしまう構成力。

主人公「うた」が天真爛漫に成長し、挫折し、そして喜びを再発見するストーリー展開に惹かれました。
# 余談だけど、「神童」と「振動」を掛けていたのかな?

さそうあきらといえば、映画「おくりびと」の漫画版を描いていた人でもあります。
こちらも、「おくりびと」の世界観に合った寂静感やせつなさ、その中で生きていく人々の心象がうまく表現されています。

そして忘れてならないのが「マエストロ」。
のだめカンタービレ」に比肩する音楽漫画です。

この本の感想は敢えて書かない。
一つだけやって欲しいことがあります。
まず、「マエストロ」を読んでください。そしてベートーヴェンの第五番を聞いてください。
全く同じ音楽が流れるはずです。

「マエストロ」は、著者が「最初から最終話のプロットができていた」と言っているほど、素晴らしい構成力です。

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