世界は感情で動く - 行動経済学からみる脳のトラップ
行動経済学の本であるが、紙面の多くは心理学・脳科学で占められています。
「脳はなにかと言い訳する」で書かれていたのと同じように、人間は、脳の思考や記憶をつかさどる領域だけでなく、視覚・聴覚などといった感覚器官をつかさどる領域まで、「感情」によって脳の活動の仕方が変化するのが興味深いです。
もう、そこまでいくと人間は「感情」から抗えないのではないかと思わされるぐらい。
つまり、本書は、人間(自分と他人)の思考や行動、関り方の根本的原因を解明した本だといっても過言ではないと思います。
ホント、自分は理論的な人間だと思っていましたが、この本を読んでみたら全然でした。ものの見事に「感情のトラップ」にはまっています。
本書の最初から最後まで、「ああ、そうだったのか」「まったくその通り」とうならされまくりで、全部を紹介したいところですが、特に興味深かった点をピックアップすると、
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